ミャンマー総選挙、全国一律実施は不可能

【政治】【社会】 20251016

 ミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は10月15日、ネピドーで行われた国家憲法制定会議(NCA)10周年記念式典で演説し、12月に予定している総選挙について、全ての地域で一律に実施することはできないと述べ、後日補欠選挙を行う方針を示した。

 全国330郡区のうち、第一段階は102郡区で、第二段階は100郡区で行われる予定。総司令官は「過去の選挙でも全地域での実施はできなかった。様々な事情により実施できない地域については、将来発足する政府と選挙委員会が補欠選挙を実施し、最終的に全国的な完了を目指す」と表明した。

 今回の選挙には57政党から5,000人以上の候補者が登録しており、軍系の連邦団結発展党(USDP)は1,000人を超える候補者を擁し最多となっている。

© Mizzima-News in Burmese

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