「ミャンマー軍トップに逮捕状発行を」国連大使がICCに要求

【国際】【政治】 2025627

 ミャンマー国連大使のチョー・モー・トゥン氏は6月26日、ニューヨークの国連本部で開かれた「R2P(保護する責任)およびジェノサイド・戦争犯罪・民族浄化・人道に対する罪の防止に関する20周年記念会合」で演説し、ミャンマー軍評議会(SAC)トップのミン・アウン・フライン総司令官に対し、逮捕状を速やかに発行するよう訴えた。

 ICCのカーン主任検察官は昨年11月、ラカイン州で2016~2017年に発生したロヒンギャに対する重大な人道犯罪に関し、総司令官に対する逮捕状を請求。その後、ICC審査部が対応を検討している。

 チョー・モー・トゥン大使は、ミャンマーで軍が犯している戦争犯罪や人道に対する罪を指摘し、「ICCによる逮捕状発行は急務だ。逮捕状発行により罪なき市民を守る道が開ける」として、国際社会に迅速な対応を求めた。

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