ミャンマー軍の虐殺で1,598人死亡 クーデター以降の4年間に

【政治】【社会】 2025516

 非政府系シンクタンク「ISPミャンマー」は5月13日、2021年2月のクーデターから今年5月12日までに、ミャンマー軍による10人以上の虐殺事件が80回以上発生し、これまでに少なくとも1,598人が死亡したと発表した。

 10人以上の市民が犠牲となった「集団虐殺」のうち11件はザガイン管区で発生しており、5月12日に発生したディペーイン郡区の学校空爆事件では、教室内にいた子ども22人と教師2人が死亡、30人が重傷を負った。

 また、3月28日に発生した大地震の後も、ミャンマー軍は停戦を表明しながら空爆を継続。これまでに少なくとも741回の空爆を行っているという。

 ISPミャンマーの報告によると、虐殺の手段は空爆に限らず、地上部隊による銃撃、焼殺、重火器による砲撃、武装勢力間の戦闘による巻き添えなど多岐にわたる。2025年1月から4月にミャンマー軍の攻撃より死亡した民間人は976人にのぼる。

©Ayeyarwaddy Times

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