ミャンマー軍による市民の殺害、6,615人に
【政治】【社会】
2025 年 5 月 08 日
ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」は5月6日、2021年2月のクーデター以降ミャンマー軍や警察隊により殺害された市民の総数が6,615人に達したと発表した。
AAPPによると、クーデター以降の拘束者は累計29,116人にのぼり、22,199人が現在も勾留中。このうち、10,792人に対して実刑判決が言い渡されているという。
また、2025年1月1日から5月6日までに拘束後に殺害された事案が71件報告されており、男性56人、女性15人が犠牲になった。18歳未満の子ども1人も含まれているという。地域別ではマグウェ管区の29人で最多、次いでザガイン管区で16人となっており、軍の支配地域における市民弾圧の深刻さが浮き彫りとなっている。
AAPPは、「今回の統計は入手可能な範囲に限られており、実際の死者数はさらに多い可能性が高い」と指摘している。

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