【動画】避難生活が続くマンダレー市民、「屋根のない暮らし」不安

【社会】 2025407

 3月28日に発生した大地震で深刻な被害を受けたマンダレーでは、家屋を失った多くの住民が公園や空き地、寺院などで避難生活を続けている。

 マハーアウンミェー郡区に住むある女性は、家族7人とともに小さなテントで生活している。「乳児と10歳の子どもを含む家族と一緒に、日陰を求めて場所を転々としながら過ごしている」と語った。暑気を迎えたマンダレーでは、日中に気温が40℃近くになる日も少なくない。

 同地区の公園では、33歳女性が崩壊した自宅から娘とともに救出されたものの、妹を失ったと証言。「体中に打撲があり、まともに動けない。家にも戻れず、この場所で支援を受けながら過ごしている」と語る。

 避難場所では、テントや防水シートなどの物資が不足しており、突然の雨に備えることもままならない。一部の避難所では、軍評議会(SAC)が簡易テントの設置を進めているが、市民の間では「支援が十分に行き届いていない」との声も多い。地元住民によると、寄付や民間団体の支援が主な支えとなっているという。

 マンダレーでは依然として救助活動が続いている一方、アクセスが困難な地域では手つかずのままの場所も多く、被害の全容は未だに明らかになっていない。

© Radio Free Asia(動画に日本語の解説はありません)

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