中国人特殊詐欺関与、インド人283人をタイへ引き渡し
【国際】【政治】【社会】
2025 年 3 月 11 日
ミャンマー・タイ国境のカイン州ミャワディ郡区で3月10日、中国系犯罪組織による特殊詐欺に関与させられていたインド国民283人が、国境の第2友好橋を通じてタイ当局に引き渡された。
この283人は、違法詐欺組織「チャイフォン(Tiger Release)」により強制労働を強いられ、暴行や虐待を受けていたとみられる。国境警備隊(BGF)の介入により解放され、本国送還が実現した。
ミャワディには、詐欺組織の支配下から解放されたインド国民547人が保護されており、3月10日に283人がインド政府の軍用機で帰国。残る被害者についても、3月11日に追加の航空便で送還される予定だという。
BGFのナイン・マウン・ゾー報道官によると、これまでに30か国の7,000人以上を保護し、各国の大使館に情報を提供して対応を求めている。なお、日本人に関する情報は現時点では確認されていない。

前の記事 : ミャンマーのコメ輸出、2か月連続で減少