「強制徴兵は重大な人権侵害」NUG、国際社会に処罰求める
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2025 年 3 月 05 日
民主派の国民統一政府(NUG)は3月4日、軍評議会(SAC)が進める強制徴兵について、「重大な人権侵害にあたる」と非難し、国際社会に対しSACへの処罰を求める声明を発表した。
NUGのネー・ボウン・ラッ報道官は、「ミャンマー軍は街を歩く若者や近隣国から強制送還された者、さらには刑務所の受刑者まで無差別に徴兵している。わずか数か月の軍事訓練を経て最前線に送られ、命を危険にさらされている」と指摘。「この深刻な人権侵害に対し、国際社会はSACを厳しく処罰すべきだ」と訴えた。
さらに、タイやインド、マレーシア、中国などの近隣諸国に対し、不法入国や不法就労で拘束されたミャンマー人をSACに引き渡さず、人道的に扱うよう要請した。

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