特殊詐欺関与の外国人1万人を解放へ カイン州国境警備隊
【ローカル】【国際】【政治】【社会】
2025 年 2 月 17 日
カイン州国境警備隊(BGF)は2月15日、BGFの統治地域で中国系犯罪グループにより特殊詐欺に加担させられていた外国人1万人を解放すると発表した。
BGFのナイン・マウン・ゾー報道官は、「我々は、支配地から中国人の犯罪グループを撲滅する。監禁されている外国人1万人のリストに基づき、今後1日500人のペースでタイ側に引き渡す予定だ」と方針を示した。
タイ司法省特別捜査局(DSI)は、BGFのソー・チッ・トゥ大佐、ソー・モゥッ・トウン中佐、ソー・ティン・ウイン少佐ら幹部3人に対し、国際オンライン詐欺や人身売買に関与しているとして逮捕状を請求している。これに対し、ナイン・マウン・ゾー報道官は「我々の幹部がオンライン詐欺や人身売買に関与しているとの指摘は事実無根だ」と全面的に否定した。

前の記事 : ミャンマー軍の空爆で市民18人死傷、ザガイン管区