ミャンマー軍トップに逮捕状請求 国際刑事裁判所
【国際】【政治】
2024 年 11 月 28 日
国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は11月27日、イスラム系少数民族ロヒンギャを迫害したとして、人道に対する罪の容疑で軍評議会(SAC)トップのミン・アウン・フライン総司令官の逮捕状を請求したと発表した。
ICCは、ラカイン州で2016~2017年に発生したロヒンギャに対する重大な人道犯罪に関して、2019年11月14日から捜査を開始していた。
カーン主任検察官は、「広範囲にわたる捜査の結果、事実上の大統領であるミン・アウン・フライン氏が刑事責任を負う合理的な理由があると判断した」と説明。さらに複数の政府高官に対して逮捕状を請求する可能性もあるとした。
SACはこれに対し、「ミャンマーはICCの加盟国ではなく、逮捕状請求について特に反応することはない」とする声明を発表した。
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