ミャンマー軍の報復空爆 カイン州の村が壊滅

【ローカル】【政治】【社会】 20241128

 少数民族武装組織のカレン民族解放軍(KNLA)と市民防衛隊(PDF)の合同軍がミャンマー軍の駐屯地を占拠したことに対し、ミャンマー軍が空爆で報復した結果、村全体がほぼ壊滅状態となった。

 地元住民によると、KNLAとPDFの合同軍は11月22日、カイン州パープン郡区マトー村にあるミャンマー軍駐屯地を攻撃。激しい戦闘の末に駐屯地を制圧し、大量の武器や弾薬を押収したという。これに対し、ミャンマー軍は24日から25日にかけて空軍による大規模な空爆を実施。村に大量の爆弾を投下し、甚大な被害をもたらした。

 住民は空爆前に避難しており、これまでのところ死傷者は報告されていない。しかし、壊滅的な被害を受けたマトー村を含む周辺20村の住民5,000人以上がタンルイン川東部に避難している。

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