学校と病院に空爆 市民の避難先も標的に

【ローカル】【政治】【社会】 20241107

 ザガイン管区のパウンビン郡区で11月5日、ミャンマー軍が学校と病院を空爆した。この学校には戦闘から避難してきた市民が一時的に身を寄せており、少なくとも1人が死亡、3人が負傷した。このうち、10歳未満の子ども2人が重篤な状態だという。

 同郡区は、昨年12月から民主派の少数民族武装組織が制圧しているが、ミャンマー軍との戦闘が苛烈を極めている。9月3日には、軍評議会(SAC)のトップであるミン・アウン・フライン総司令官が「失われた都市を奪還せよ」との指示を出し、その後、ミャンマー軍による空爆が一段と激しさを増している。
 米国系メディア「Radio Free Asia(RFA)」の集計によると、2021年2月のクーデター以降、ミャンマー全土で学校を標的とした空爆は200件を超えており、市民への被害が拡大している。

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