ミャンマーで戦争犯罪増加 国連機関が報告

【国際】【政治】 20241030

 国連人権理事会が設立した「ミャンマーに関する独立調査メカニズム(IIMM)」は10月29日、ミャンマーでの戦争犯罪および人道に対する罪が増加し、残虐性が深刻化していると報告した。

 IIMMのニコラス・コウムジアン所長は、国連総会の第三委員会で「ミャンマー軍は避難民キャンプや市場、学校などへの空爆を行い、多数の市民が犠牲になった」と述べ、過去数年間にわたり空爆に関する証拠を収集していると明かした。また、ミャンマー軍による市民への拷問や性的暴行の事例が相次いでいることも強く非難した。

 コウムジアン所長は、ミャンマー軍以外の武装勢力による暴力行為に関する証拠収集も進めており、最も責任のある人物の特定に努めていると述べ、すべての関係者が責任を問われるべきであると強調した。

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