「医療ボランティアの犠牲者急増」国際赤十字が非難
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2024 年 10 月 29 日
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は10月28日、ミャンマーや中東(パレスチナ)、ウクライナ、スーダンといった紛争地域で人道支援活動に従事する医療ボランティアの犠牲者が急増していると発表した。
IFRCのジャガン・チャパゲイン事務総長は、「世界各地で紛争が激化する中、医療機関の従事者や医療ボランティアが相次いで命を落としている。極めて憂慮すべき事態だ」と述べ、現状を強く非難した。また、「国外から派遣された医療ボランティアが犠牲になると国際的な注目が集まるが、現地の医療ボランティアが亡くなった事件にはほとんど関心が向けられない」として、報道の偏りについても懸念を示した。
同事務総長によると、今年は紛争が激化しており、各地で数百人の人道支援従事者が命を落としているという。

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