ミャンマー軍の化学兵器使用 国連大使が告発

【国際】【政治】【社会】 20241025

 ミャンマー国連大使のチョー・モー・トゥン氏は10月23日、国連総会第1委員会で「ミャンマー軍が化学兵器を使用している」と告発した。

 チョー・モー・トゥン氏は、「ミャンマー軍はマスタードガスなどの化学兵器を紛争地域で使用しており、住民の間で意識障害などの健康被害が実際に確認されている」と述べ、化学兵器禁止条約の加盟国や国際機関に対し、ミャンマー軍による化学兵器の使用実態を調査するよう強く要請した。

 また、1980年ごろミャンマー中部のトウンボーにマスタードガス製造工場が建設され、ミャンマー軍が毒ガスの製造を行っていたことがNLD政権下で明らかにされたと指摘。紛争地域での化学兵器使用に関する懸念を国際社会に向けて訴えた。

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