国連人権理事会、悪化するミャンマーの問題解決訴える

【国際】【政治】 2024925

 国連人権理事会は9月24日、ミャンマーの現状と問題解決に向けて議論を行った。

 ナダ・アル・ナシフ副高等弁務官は、「我々は、ミャンマー国民全員の声を十分に考慮し全ての組織と平等に接触しなければならない。ジェット燃料やすべての軍事装備品の流れを止めるため、政治交渉を再開しなければならない」と述べた。

 また、ミャンマーでは2021年2月のクーデター以降に軍が女性や子供を含む5,600人以上の民間人を殺害。台風による被害も重なり数十万人が住居を失い、1,860万人以上が人道支援を必要としていると現状を説明。今なお民主派勢力が支配する地域への空爆など激しい戦闘が続いており、問題解決のために国連加盟国、特にミャンマーに影響力を持つ国々はASEAN諸国と協力し解決に向け行動しなければならないと訴えた。

ナダ・アル・ナシフ副高等弁務官
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