「戦闘の影響を受けた子供たちに国際的支援を」ミャンマー国連大使

【国際】【政治】【社会】 2024905

 ミャンマー国連大使のチョー・モー・トゥン氏は9月3日、米国ニューヨークの国連本部で開催されたユニセフ(unicef:国連児童基金)定例会議で演説し、ミャンマー国内で発生している戦闘の影響を受けた子ども達を支援するよう国際社会に呼びかけた。

 チョー・モー・トゥン氏は、「2021年2月のクーデター以降、ミャンマー軍は国民に対する残虐行為を繰り返しており、崩壊寸前になっている保険や教育制度の影響を子ども達が受けている」と指摘。解決にはほど遠い状況で、民主派の国民統一政府(NUG)や少数民族武装組織などと連携した効果的な支援を実施するよう訴えた。

 ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」は9月2日、ミャンマー軍の空爆や重火器の砲撃により死亡した市民の総数は5,592人で、このうち614人が子どもだったと発表している。

© Radio Free Asia

最新記事一覧