ロヒンギャ難民キャンプで地滑り、シェルター5,000棟以上全壊

【国際】【社会】 2024704

 バングラデシュ南東部のコックスバザール地区にあるロヒンギャ難民キャンプで7月3日、大規模な地滑りが発生した。

 5,000棟以上のシェルターが全壊し、少なくともロヒンギャ難民2人の死亡が確認されたという。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やボランティアグループが避難民の食糧支援などを実施しているが、仮設テントを設置する場所や資材が不足しているという。

 ミャンマーのラカイン州北部で暮らしていたロヒンギャは、2017年のミャンマー軍による弾圧でバングラデシュ側に避難し、現在までそのほとんどが帰還できていない。UNHCRの統計によると、ミャンマーからバングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は90万人以上だという。

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