ラカイン州の大量殺りく、犠牲者76人に

【政治】【社会】 2024605

 5月29日から6月1日にラカイン州で発生したミャンマー軍による大量殺りくの犠牲者が76人に達した。

 少数民族武装組織アラカン軍(AA)の6月4日付け発表によると、ミャンマー軍は5月29日に170人の部隊を投入し、同州シットウェ郡区ビャインピュ村を襲撃した。ミャンマー軍の兵士らは住民の金品などを強奪、民家に放火するなどの戦争犯罪を重ねたという。さらに、住民1,000人以上を逮捕し、人質として拘束しているという。

 これに対し、軍評議会(SAC)報道官のゾー・ミン・トゥン少将は、「ビャインピュ村の方角からシットウェ市内にドローンや重火器による攻撃があったため、村を捜索した。その際、住民ではない3人が兵士から武器を奪おうとしたため銃殺しただけで、大量殺りくなどは発生していない」と全面的に否定した。

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