「軍評議会がロヒンギャのヘイトスピーチを拡散」国連が報告
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2024 年 3 月 28 日
国連人権理事会による「ミャンマーに関する独立調査メカニズム(IIMM)」は3月27日、ミャンマー軍評議会(SAC)が意図的にロヒンギャに対するヘイトスピーチを拡散したとの報告書を発表した。
IIMMによると、ミャンマー西部のラカイン州で暮らしていたロヒンギャ約70万人は、2017年8月下旬以降ミャンマー軍による武力弾圧から逃れ、隣国のバングラデシュに退避した。これについて、SACが2017年7月から12月にかけてSNSなどを通じてロヒンギャに対するヘイトスピーチを意図的に拡散させていたことが判明したという。
調査はFacebook社(現・Meta)と共同で行われ、43アカウントで1万件以上のヘイトスピーチに関する投稿が確認され、「ロヒンギャを銃殺せよ」「ミャンマーから追放せよ」などのコメントが200件以上見つかったという。IIMMは、これらは軍評議会により組織的、意図的に掲載されたものであると断定した。