KNU支配地域で1年間に市民200人殺害

【ローカル】【政治】【社会】 2024119

 ミャンマー最大の少数民族武装組織であるカレン民族同盟(KNU)は1月18日、ミャンマー軍が2023年に200人近くの市民を不当に逮捕し、殺害したと発表した。

 KNUによると、昨年1年間にミャンマー軍は800回近くの空爆を行い、重火器などの砲撃は2,000回以上に達したと指摘。理由もなく市民を銃撃し、不当に逮捕した上で殺害するなど、合計3,000件以上の人権侵害を行ったと非難した。収集できていない情報も多く、実際にはこれらの数値よりも多い可能性が高いとしている。

 また、1年間に4,623回の戦闘が発生し、幹部クラスを含む5,000人以上のミャンマー軍兵士が死亡したことを明らかにした。KNUと傘下のカレン民族解放軍(KNLA)側は154人が死亡し、600人近くが重軽傷を負ったとしている。

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