「ミャンマー軍評議会と北部同盟一時停戦合意」中国外務省発表も疑問の声

【国際】【政治】【社会】 20231215

 中国外務省の毛寧副報道局長は12月14日、ミャンマー軍評議会(SAC)と少数民族武装組織のコーカン軍(ミャンマー民族民主同盟軍:MNDAA)、アラカン軍(AA)、タアウン民族解放軍(TNLA)で構成される北部同盟が和平交渉を行い、一時停戦や対話の継続などで合意したと発表した。

 中国外務省は11日、SACと北部同盟が協議を行ったことを発表、SAC報道官のゾー・ミン・トゥン少将も「中国政府の仲介により北部同盟との協議が実現した」と追認していた。

 しかし、北部同盟は「共通の目標が達成されるまで戦いを続ける」との立場を表明しており、これまでのところ双方から停戦についての公式発表もない。

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