民主派勢力、民間銀行5行の現金を押収
【政治】
2023 年 12 月 01 日
国民統一政府(NUG)傘下の暫定中央銀行は11月30日、ザガイン管区コーリン市内の民間銀行5行から現金440億Ks(およそ31億円)を押収したと発表した。
コーリン市を統治している暫定統治委員会と市民防衛隊(PDF)は、民間銀行大手のカンボーザ(KBZ)銀行から320億Ks(およそ22億5,000万円)、ミャンマー・エーペックス銀行(MAB)から90億Ks(およそ6億3,400万円)、エーヤワディ銀行から20億Ks(およそ1億4,100円)など民間銀行5行から現金を押収したという。
暫定中央銀行は、国民の財産が失われる恐れがあり、また、財産を保護するために実施したと説明した。押収した現金は国民の財産として国庫に繰り入れ、預金者の預金は保証されると発表した。
一方、軍評議会(SAC)トップのミン・アウン・フライン総司令官は11月29日、「PDFが銀行員を脅し現金を強奪している」と非難した。
前の記事 : ミャンマー金基準価格引き上げ、世界的な金価格の上昇で