「軍評議会は過去の独裁者より残忍」サフラン革命を知るジャーナリスト

【政治】【社会】 2023929

 2007年に僧侶を中心に発生した反政府デモ(サフラン革命)から16年。当時を知るジャーナリストは、「軍評議会(SAC)はタン・シュエ軍事政権よりも残忍だ」と語った。

 ジャーナリストは、「タン・シュエ軍事政権時代は、被疑者本人が見つからない限り家族を逮捕することはなかったが、SACは本人が見つからない場合、家族まで捕らえるケースが少なくない。これは世界的にも例がない残虐行為だ」と批判した。

 サフラン革命では、2007年9月27日に最大都市ヤンゴンで大規模デモを取材していた日本人ジャーナリスト長井健司氏(当時50歳)が治安部隊の銃撃を受け死亡したほか、ミャンマー全土で数百人が死亡したといわれている。しかし、当時の軍事政権は、死者はわずか9人と発表していた。

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