停電を批判して禁固20年、ミャンマーのヒップホップ歌手

【政治】【社会】 2023825

 軍評議会(SAC)は8月23日、ミャンマー各地で続いている停電についてSNSで批判したヒップホップ歌手に対し、禁固20年の判決を下した。

 有罪判決を受けたのは、ヤンゴン在住の歌手ビュハー氏。同氏は今年5月23日、FacebookにSAC電力省のタウン・ハン大臣を「電力が供給できない愚か者」などと批判したほか、「この国を統治している人物も無能」などとSACを批判する動画を投稿。その日のうちに逮捕された。

 家族によると、同氏は国家不敬罪と国家反逆罪で有罪とされ、インセイン刑務所に収監されたという。

 ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」によると、8月23日現在ミャンマー全国で24,410人の市民が不当に逮捕され、このうち7,175人に懲役刑が言い渡され服役中だという。

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