ネピドーに巨大な大理石仏像 軍評議会の権力誇示

【政治】【社会】【観光】 2023724

 軍評議会(SAC)は7月21日、ミャンマーの首都ネピドーに建立した巨大仏像(マラウィジャヤ仏像)を内外のメディアに公開した。

 この仏像は大理石製で、高さは約19メートル。奈良・東大寺の大仏より4メートルほど高く、SACは「大理石製の仏像では世界最大」としている。ミャンマー産の大理石約5,300トンを使用し、総工費は4,000万米ドル(およそ56億5,000万円)。

 SAC報道官のゾー・ミン・トゥン少将は、「大仏は国の平和と繁栄を祈るのが目的だ」とコメントした。

 仏像の制作はミン・アウン・フライン総司令官肝いりのプロジェクトで、国内外に権力を誇示するのが狙いとみられる。8月15日までは無料で公開されているが、以降の参拝料金は未定。

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