賃上げ合意の工場、最低賃金しか支払わず

【社会】 2023712

 ヤンゴン市内の一部工場では、労働者が要求していた賃金の引き上げに合意し日額5,600Ks(実勢レートでおよそ265円)を支払うとしていたが、実際には最低賃金の4,800Ks(同219円)しか支払われていないことが明らかになった。

 この問題は複数の工場で発生しているとみられ、経営側は「定められた労働時間が満たされていないため」としたが、事前に説明はなく従業員らは給与日に明細を見て初めてわかったという。

 ヤンゴンでは、賃上げ要求活動に関わった労働組合員が解雇後に逮捕されるなど、労働者の権利侵害が問題になっている。

© DVB Burmese News

最新記事一覧