軍評議会を国際刑事裁判所へ、OHCHRが安保理に要請

【国際】【政治】 2023707

 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のフォルカー・テュルク氏は7月6日、スイス・ジュネーブで開催された第53回人権理事会において、「ミャンマーの状況は日に日に悪化している」とし、国連安全保障理事会に対してミャンマー軍評議会(SAC)を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう要請した。

 テュルク氏は、「ミャンマー国民の苦しみは想像を絶するほど深刻だ。クーデターにより経済が急速に衰退し、多くの国民は困窮している。また、この国の天然資源は違法採掘により驚くべき速度で修復不可能なほど破壊されている」と指摘した。

 その上で、「厳しい抑圧に直面しているにもかかわらず、民主主義のために毅然として闘うミャンマー国民を尊敬する」と敬意を表した。

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