ミャンマー、人身売買報告書でワースト3に

【国際】【社会】 2023630

 米国務省が公表した「2023年人身売買報告書」で、ミャンマーがワースト3にランクインした。

 報告書によると、ミャンマーは人身売買の撲滅に向けた効果的な対策を行わず放置していると指摘、世界188か国のうちワースト3位として評価された。人身売買を犯した者に重罰を科していることや人身売買の撲滅に向け啓発活動を行っているなど、軍評議会(SAC)傘下の人身売買撲滅委員会から報告はあったが、実際には人身売買に関与している軍関係者や公務員に対する処分がなされていないと指摘した。

 報告書では、ミャンマーでは2021年2月のクーデター以降10万人が国外に脱出し、その多くが人身売買の危機に直面していると分析した。

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