「労働者の権利侵害は犯罪」NUGが警告

【社会】【経済】 2023629

 民主派の国民統一政府(NUG)労働省は6月27日、労働者の権利侵害は犯罪だとして警告する声明を発表した。

 ヤンゴン管区では、ラインタヤーやシュエピター郡区の縫製工場で賃上げ要求した労働者が不当に解雇される事件が発生しているが、NUGは労働者らが解雇されることは明らかな犯罪だと指摘した。一方、軍評議会(SAC)は不法結社法に基づき訴訟を起こす準備を進めているという。

 ミャンマー労働者組合の発表によると、2021年2月のクーデター以降今年5月までに不当に逮捕・拘束された組合員や労働者は、300人以上にのぼるという。

 NUGは「SACによる弾圧を受け労働者の権利が失われている」と指摘。国際労働機関(ILO)に対してNUGの加盟を承認するよう求めている。

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