取材で負傷の女性ジャーナリストに懲役10年の実刑判決

【政治】【社会】 2023529

 ヤンゴン管区ティンガンジュン地方裁判所は5月26日、ミャンマー・プレス・エージェンシー所属の女性記者ムー・ヤダナー・ケッ・モモ・トゥン氏に対し、懲役10年の実刑判決を下した。

 同氏は2021年12月5日、ヤンゴン市内で行われた軍評議会(SAC)に対する抗議デモの取材中、ミャンマー軍の車両が後方から猛スピードでデモ隊に突入し5人が死亡した事件の際、頭部に重傷を負い逮捕後に手術・治療を受けていた。その後同氏は刑法第505条の国家不敬罪(国家の治安を乱し扇動した罪)で起訴されていた。

 ミャンマーでは2021年2月のクーデター以降、計156人のジャーナリストが逮捕されており、依然として53人が拘留されたままとなっている。

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