ミャンマー軍、10億米ドルの武器で市民を弾圧 国連特別報告者
【国際】【政治】
2023 年 5 月 18 日
ミャンマーの人権問題を調べる国連のトム・アンドリュース特別報告者は5月17日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、ミャンマーに関する報告書を発表した。
アンドリュース氏によると、2021年2月のクーデター以降、ミャンマー軍は少なくとも10億米ドル（およそ1,370億円）相当の武器や武器製造のための資材などを輸入したという。報告書では、ミャンマー軍はロシアや中国、シンガポール、インド、タイの組織や企業と取り引きを行っており、中国とロシア、インドについては国営企業も含まれるとしている。
アンドリュース氏は、ミャンマー軍が調達した武器により市民への弾圧が続いており、中国やロシアの戦闘機や練習機による空爆も頻繁に行われていると指摘。国連加盟国はミャンマーへの武器や航空燃料の流入を阻止するため団結する必要があると訴えた。
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