ロヒンギャキャンプでも甚大な被害 1万棟超が全壊

【社会】 2023516

 大型サイクロン「MOCHA」により、バングラデシュ南東部コックスバザール地区のロヒンギャ難民キャンプでも甚大な被害が発生した。

 コックスバザールにはロヒンギャの難民キャンプが43か所あるが、暴風により1万棟を超えるシェルターが全壊したことが明らかになった。シェルターは竹やニッパヤシなどで建てられた簡易的なものだったために被害が拡大したとみられる。

 ミャンマーのラカイン州北部で暮らしていたロヒンギャは、2017年のミャンマー軍による弾圧でバングラデシュ側に避難し、現在までそのほとんどが帰還できていない。UNHCRの統計によると、ミャンマーからバングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は90万人以上だという。

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