パスポート発行で職員に賄賂 カイン州

【社会】 2023331

 カイン州ミャワディ市のパスポート発行所で、職員が賄賂を受け取ってパスポートを発行していることが明らかになった。

 同市のパスポート発行所では、1日に300人分のパスポートを発行している。地元住民によると、ブローカーを経由した場合の申請手数料は20万~80万Ks(およそ12,700~50,700円)で、パスポート発行所の職員に依頼した場合は55万Ks(およそ34,900円)の賄賂を要求されるという。

 NLD政権時代に4万Ks(およそ2,500円)だった申請手数料は、2021年2月のクーデター以降にシステムが更新され、海外へ出国する人数も増加した。しかし、パスポート発行のブローカーが暗躍したために申請手数料は最高100万Ks(およそ63,400円)まで高騰していた。

 なお、ヤンゴンのパスポート発行事務所ではオンラインによる事前予約が今年8月末まで埋まっているという。

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