「クーデター後の国軍による大量虐殺事件は64件」NUG発表

【政治】【社会】 2023317

 民主派の国民統一政府(NUG)アウン・ミョー・ミン人権担当大臣は、クーデター以降に国軍による大量虐殺事件が64件あったと発表した。

 同大臣によると、2021年6月から2023年3月13日までの約2年間に市民5人以上が同時に殺害された虐殺事件は64件で、カチン、カヤー、シャンなどの各州とザガイン管区で発生している。

 最初の虐殺事件は2021年7月11日にザガイン管区カニ郡イン村で発生したもので、住民34人が殺害された。これまでに虐殺された人数は合計766人で、男性:482人、女性:78人。残り206人は、遺体の損傷が激しいために性別が不明だという。

 民主化勢力に加わった元国軍兵士は「国軍には残虐な方法で市民を殺害することを専門に訓練された部隊がある。人々に恐怖心を与え抵抗勢力を萎縮させるのが目的だ。これを直接指揮しているのはソー・ウイン副司令官だ」と証言している。

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