ミャンマー国軍に武器を輸出 インド国有企業

【国際】【政治】 2023302

 ミャンマーの人権団体「ジャスティス・フォー・ミャンマー(JFM)」は3月1日、インド国防省傘下の国営企業ヤントラ インディア社が大砲の砲身をミャンマー国軍に売却したと発表した。

 ヤントラ インディア社は昨年10月、ミャンマーの武器商人チョー・チョー・トゥン氏が経営する「イノティブ・インダストリアル・テクノロジーズ」に対して122ミリ砲身20門をミャンマーに輸出。売却額は33万米ドル(およそ4,500万円)だった。

 JFMの広報ヤダナ・マウン氏は「インドは、砲身の輸出を通じてミャンマー国軍の市民に対する無差別攻撃を直接的に支援している」と非難した。JFMの調査によると、昨年12月にカチン州で122ミリ榴弾砲が使用されたことを確認しているという。

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