金の違法採掘 無法状態で深刻な環境汚染

【ローカル】【社会】 2023215

 ミャンマー最北端のカチン州プータオで金の違法採掘が横行し、周辺への環境汚染が深刻な状態になっている。

 プータオ県スンプラブン郡区の住民によると、2021年2月のクーデター以降、金の違法採掘が大規模に行われるようになり、取り締まる者もおらず無法状態になっているという。

 金の採掘には大量の水銀が使用されており、水銀を含んだ汚水や汚泥が川に流出し周辺に深刻な環境汚染を発生させている。

 ある住民は「何度も抗議したが完全に無視され白昼堂々と採掘を行っている」と語った。周辺地域では複数の企業が重機40台を投入し、大規模な採掘作業が行われており、川が汚染され生活用水に利用することが出来なくなっているという。

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