多くのミャンマー国民に精神的ケアが必要

【政治】【社会】 20221226

 人権団体のミャンマー政治犯支援協会(AAPP)は、ミャンマー国民の多くが昨年2月のクーデター以降、精神的苦痛に対するケアが必要な状態になっていると発表した。

 AAPPによると、ミャンマー全国で戦闘や爆発、国軍や警察による取締り、不当逮捕や拷問などが続いており、抑うつやPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの精神疾患にかかっている人が増加しているという。このため、物質的な支援とともに精神科医やセラピストなどによる精神的なケアが必要になっていると指摘した。

 AAPPが行った調査によると、国軍により自宅を放火され家を失った住民のうち、少なくとも3分の1が精神的苦痛を訴えているという。

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