停戦が実現も人道的支援は禁止、ラカイン州

【ローカル】【社会】 20221212

 ラカイン州で国軍とアラカン軍(AA)の停戦が実現したが、人道的支援は依然禁止されている。

 同州では9月15日から国軍とアラカン軍(AA)の戦闘が激化したため、国連関係機関や国際NGOの入域が制限されていた。その後、日本財団の仲介などにより11月に両者が人道的支援のために停戦合意したが、現在も避難民が多いブーディーダウン郡、マウンドー郡、ヤテータウン郡、ミャウウー郡、ミィンピャー郡、パウトー郡、チャウトー郡などへの入域が許可されていない。これらの地域には、ラカイン族6万人、ロヒンギャ3万5千人の避難民が生活しているとみられ、飢えと医療的な危機に直面している。

 難民キャンプの住人は「国連からの支援物資が1か月以上も届いておらず、日常生活も保健衛生も深刻な状況だ」と語った。

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