ワ州でミャンマー人労働者4千人が監禁・強制労働

【ローカル】【社会】 20221202

 中国と国境を接するシャン州東部ワ州自治区でミャンマー人労働者4千人が強制労働させられていることが明らかになった。

 ワ州パンサウン市内で強制労働させられ、隙を見て逃げたカチン州出身の労働者によると、月収100万Ks(およそ64,500円)の仕事があるとブローカーにそそのかされ、FacebookなどのSNSを利用して外国人を騙す国際詐欺の仕事に加担させられたという。

 仕事の内容はSNSで英国人、オーストラリア人、タイ人などをターゲットとし、縫製工場や宝石採掘などの新事業に投資を勧誘する記事を投稿させ、出資金をだまし取るというもの。ミャンマー人労働者は部屋に監禁され、朝から晩まで仕事をさせられたと証言した。

 ノルマを達成できなかったり仕事を断ったりした場合は、スタンガンを突きつけられ食事が与えられず、違約金として15,000人民元(およそ288,000円)を支払うように脅されたという。

 詐欺グループの中心人物は中国雲南省出身の中国人で、現在もミャンマー人労働者4,000人が国際詐欺の犯罪に加担させられているという。

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