【動画】ヤンゴン市郊外の5地区で立ち退き命令

【政治】【社会】 20221128

 ヤンゴン市郊外のミンガラドン郡区5地区で、軍評議会(SAC)による立ち退き命令が発出され、2地区で立ち退きが開始された。

 立ち退き命令は、ミンガラドン郡区のサンタマーディ、ミェーミャンアウン、ゴンニンニー、ダンマパーラ、ミャワディサイッキンの5地区560エーカーが対象で、1万世帯の5万人に対して立ち退き命令が出されている。このうち、ゴンニンニー地区が11月25日から、サンタマーディ地区が11月26日から立ち退きが開始されているという。

 ヤンゴン市当局は多数の国軍兵士や警察隊、市職員を動員し、重機などで家屋を破壊している。この様子をスマートフォンで撮影していた住民の女性が逮捕・連行された。また、家を壊さないよう嘆願した女性がその場で失神し、病院に搬送されたという。

 住民らは法的根拠がない売買契約書によって土地、建物を購入した者で、国軍などが所有している土地を不法に占拠しているとされている。住民の元小学校校長は、「公務員として40年間働いて貯めた600万Ks(およそ40万円)でこの家を買った。それが破壊されてしまい、死んでも死に切れない」と語った。

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(動画に日本語訳はありません)

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