ヤンゴン市内の民家150軒をブルドーザーで破壊 強制退去

【社会】 20221121

 ヤンゴン市内マヤンゴン郡区の民家150軒が市当局などにより破壊され、居住者約1,000人が強制退去させられたことが明らかになった。

 強制退去が行われたのはマヤンゴン郡区第3地区で不法に建造された民家。地元住民の証言によると、11月19日午前6時ごろ国軍兵士と警察官200人および市当局の職員が「スンアーシン」と呼ばれる暴力集団を伴い押しかけ、ブルドーザーなどの重機を使い民家を破壊した。破壊の模様をスマートフォンで撮影していた市民21人が逮捕されたという。

 マヤンゴン郡区の第1地区と第3地区には不法に建てられた建築物が多数あるが、住民は数十年前から住んでいるとして市当局の立ち退き命令に従っていない。

© Radio Free Asia

最新記事一覧