刑務所に収監の学生自治会幹部が昏睡状態 軍評議会は放置

【政治】【社会】 20221114

 ヤンゴン市郊外のインセイン刑務所に収監されている、学生自治会幹部の女子学生の健康状態が憂慮されている。

 ダゴン大学学生自治会中央委員会のウッ・イー・アウン氏は、2021年9月に国軍不敬罪と破壊活動防止法違反などで逮捕され、禁固5年の実刑判決を受けている。

 逮捕・拘束後、国軍施設などで激しい拷問を受け、脳血管障害により麻痺があるという。この影響で昏睡状態に陥ることがあり、長いときには22時間ほど続いているという。

 同氏の家族は、刑務所外の病院で治療を受けることを希望しているが軍評議会はこれを認めず、十分な治療を行っていない。

 民間病院の脳神経科医師は「昏睡状態が22時間続くのは極めて憂慮される状態。すぐに治療をしなければならない」とコメントした。

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