キリスト教系の孤児院が差し押さえ マンダレー

【ローカル】【政治】【社会】 20221104

 マンダレー市内ピージーダグン郡区のキリスト教系孤児院が、軍評議会(SAC)により没収されたことが明らかになった。

 地元住民によると、11月2日の夜に多数の国軍兵士や警察隊が孤児院に侵入。差し押さえの掲示板を設置し、施設内にいた子どもたちが連れ去られたという。

 掲掲示板には「本施設は市民防衛隊(PDF)と関係があるため国が没収する。物件を売買してはならない」と記載されている。

 同施設はキリスト教系幼稚園として5年前に開校し、2年前からはカチン州の国内避難民の孤児を受け入れるようになったという。

 ミャンマー政治犯支援協会(AAPP)によると、昨年2月のクーデター以降、SACにより封鎖や差し押さえられた住宅や施設は少なくとも786棟にのぼるという。
 

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