ビルマ国民解放軍が国民統一政府と共闘

【政治】 20221031

 新興の少数民族武装勢力であるビルマ国民解放軍(BPLA)が、国民統一政府(NUG)と共闘を組んだことが明らかになった。

 NUG 国防省のイー・モン大臣とBPLAのマウン・サウン・カ代表は10月26日に会談を行い、軍評議会(SAC)打倒とフェデラル制民主国家の建設という目標のもと、共闘することで合意した。これにより、NUG傘下の市民防衛隊(PDF)とBPLAは軍事面で協働することになる。

 NUGの報道官は、「両者には政治的に異なる考え方があるが、一致できる範囲で共闘することが決定した。これにより民主化革命への動きが加速するだろう」とコメントした。

 BPLAは、有名詩人で人権活動家のマウン・サウン・カ代表ら17人で2021年4月17日に結成された。

軍事訓練を受けるBPLAのメンバー。
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