取材で負傷した女性記者 国家不敬罪で起訴

【政治】 20221004

 昨年12月5日にヤンゴン市内で行われた軍評議会(SAC)に対する抗議デモの取材中に重傷を負った女性記者が、刑法第505条の国家不敬罪(国家の治安を乱し扇動した罪)で起訴された。

 この記者は、ミャンマー・プレス・エージェンシー所属のムー・ヤダナー・ケッ・モモ・トゥン氏。国軍の軍用車両が後方から猛スピードでデモ隊に突入し、5人が死亡した事件の際に頭部に外傷を負い、国軍第二病院で手術・治療を受けていた。

 担当弁護士によると、同氏は一命をとり留めたものの、片目の視力を失い両足の骨折により現在も歩行が困難だという。

 昨年2月のクーデター以降、ミャンマーでは150人以上のジャーナリストが逮捕・拘束され、現在も60人以上が刑務所に収監されている。

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