【動画】国連やNGOの支援停止で避難民5万人が困窮 ラカイン州

【社会】 20221003

 軍評議会が、9月15日から国連や国際NGO、民間団体の関係者の入域を規制したため、ラカイン州の戦争避難民5万人が生活に困窮している。

 戦争避難民は世界食糧計画(WFP)や国際赤十字(ICRC)などの支援に頼っているが、同日以降は食糧や日常品などの支援物資が届かなくなっているという。

 ミャウウー市内に設置された難民キャンプの担当者は、「このキャンプには190世帯、790人が暮らしているが、軍評議会からの支援はまったくない。食糧が底をついてきたので、毎日お粥だけ食べている。これまでICRCから1世帯毎月あたり米(50kg)、豆(20kg)、食用油、魚の缶詰などの支援があったが、今後はどうなるのか不安でたまらない」とコメントした。

 ラカイン州では、ブーディーダウン、マウンドー、ヤテータウン、ミャウウー、ミンピャー、ミェーボンの6郡で国軍とアラカン軍(AA)の戦闘が激化し、多くの戦争避難民が発生している。

© Radio Free Asia
(動画に日本語訳はありません)

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