クーデター後の難民100万人増加 国連発表

【社会】 20221003

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は10月1日、昨年2月のクーデター以降、新たに100万人の難民が発生したと発表した。

 OCHAの集計によると、クーデター前の戦争難民の人口は30万人だったが現在は130万人以上に増加しているという。8月末まで974,400人だった避難民は、9月に入りカヤー、カチン、ラカインの各州や、ザガイン、マグウェ、バゴー、タニンダーリなどの各管区で新たに42,600人増加。現在の避難民人口は1,017,000人となっている。

 ザガイン管区タンセー郡出身の避難民は、「住民は皆、何も持たずに着の身着のまま避難している。村に戻ったが家が焼かれ何も残っていない。経済的にも立ち直るのは困難で、この先の人生をどう生きればいいのかわからない」と嘆いた。

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