ミス・ミャンマー代表 タイ入国を拒否され国連保護下に

【国際】【政治】【社会】 2022926

 2021年に「ミス・グランド・インターナショナル」に出場し、国軍のクーデターに抗議したハン・レイさんが、タイへの入国を拒否され空港で足止めされた事件に関し、国連難民高等弁務官事務所が保護することが明らかになった。

 ハン・レイさんは、滞在していたタイのビザを更新するために数日間ベトナムに滞在、出国したところ、タイへの再入国を拒まれた。タイ入管当局は、ハン・レイさんのパスポートがミャンマー軍評議会により使用停止されたものとなっているため、入国を拒否したと説明した。

 この問題がメディアで取り上げられると、ベトジェット・エアがホテルを手配し、空港の地上スタッフがホテルの部屋の前で待機しているという。

 ハン・レイさんは、「国連難民高等弁務官事務所から誰にも会わないように言われている。ミャンマーから警察関係者がタイに来て私に面会を求めていると聞いているが、滞在場所はベトジェット・エアのスタッフ以外は誰も知らない」とコメント。タイ入国管理局は、「入国を拒否しただけで、逮捕はしていない。ミャンマーに強制送還することも、第3国に国外追放することも考えていない」とコメントした。
 

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