ミャンマー・バングラデシュ国境 軍事的緊張高まる

【国際】【政治】【社会】 2022920

 ミャンマーのバングラデシュ国境近くラカイン州で、国軍と少数民族武装勢力アラカン軍(AA)による激しい戦闘が行われている。戦闘の拡大でバングラデシュ側に砲弾が着弾したり、ミャンマー国軍の戦闘機がバングラデシュの領空を侵犯するなどの事案が頻発、国境地帯の軍事的緊張が高まっている。

 バングラデシュ外務省は、バングラデシュ側にさらに着弾などが発生する場合は国連に申し立てを行う方針だと明らかにした。バングラデシュ政府は、この1か月間にミャンマー大使に対する厳重抗議を4回行っている。

 地元メディアによると、9月16日にバングラデシュ南部のロヒンギャ避難キャンプでミャンマー国軍が発砲した砲弾によりロヒンギャ1人が死亡、バングラデシュ人1人を含む6人が負傷したという。

© DVB Burmese News

最新記事一覧