漂着したロヒンギャ58人に禁固2年の判決
【政治】【社会】
2022 年 9 月 16 日
エーヤワディ管区ピャーポン郡に漂着したロヒンギャ58人に対し、ボーガレー郡裁判所は禁固2年の判決を言い渡した。
事件は8月29日午後10時ごろ、エーヤワディ管区ピャーポン郡の島しょ部に不審な汽船が漂着しているという知らせを受けて発覚。捜索したところ、ラカイン州シットウェから漂着したロヒンギャ65人と乗員4人が発見されたため、逮捕・連行された。ロヒンギャのうち7人は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
一行はシットウェを8月22日に出発し、8月29日にピャーポン郡に到着したが、上陸する場所が見つからず停泊していた。乗組員の供述によると、2,000万Ks(およそ136万円)で運航を引き受けたという。
ミャンマーでロヒンギャには移動の自由が認められておらず、2021年12月から2022年9月6日までに800人以上がラカイン州から脱出を試み、逮捕されているという。